はじめに

中国のモバイルバッテリーメーカーの日本法人、アンカー・ジャパン(東京)は21日、
モバイルバッテリーとスピーカーの計4製品を自主回収
すると発表しました。

対象製品では発火や発煙の恐れがあるとして、経済産業省も安全確保のための点検要請を実施
回収対象は国内でおよそ52万台規模に上るとされ、広く注意が呼びかけられています。

スマートフォンの普及に伴い、モバイルバッテリーはもはや“日常必需品”。
そんな中での大規模回収は、多くのユーザーにとって無視できないニュースです。

この記事では、

  • 回収の背景と経産省の対応
  • 対象製品の詳細
  • 消費者が今すぐできる安全確認の方法

について、わかりやすく解説します。


本文

1.回収要請の背景

経産省によると、対象となったのは中国企業が製造・販売したモバイルバッテリー
2020年以降に国内でも広く流通しており、一部製品で発火や発煙の報告が相次いでいました。

消費者庁や消防庁にも事故報告が寄せられ、安全基準を満たしていない可能性があることから、
経産省がメーカーに対して「自主的な回収・点検」を要請した形です。


2.対象製品と回収の規模

今回の回収対象は合計52万台
対象となっているのは主に以下のようなブランド・型番です(例:報道ベースで公表されている場合)。

  • ブランドA(型番XXXX
  • ブランドB(型番YYYY)
  • ブランドC(型番ZZZZ)

※該当製品は、経産省の公式サイトや製品安全協会のホームページで随時更新されています。
自分の手元のモバイルバッテリーが該当するか、製品のラベルやパッケージの裏面を確認しておきましょう。


3.回収・点検の内容

経産省の要請では、対象企業に対して以下の対応を求めています。

  • 消費者への注意喚起・広報活動
  • 無料での点検・交換・返金対応
  • 販売済み製品の出荷停止措置

もし該当製品を使用している場合は、
メーカーの公式サイトやサポートセンターの案内に従って、速やかに使用を中止し、問い合わせることが重要です。


4.なぜモバイルバッテリーの事故が多いのか

モバイルバッテリーの内部には「リチウムイオン電池」が使われています。
この電池は高エネルギー密度で便利な一方、品質管理が甘いと発火・爆発のリスクがあります。

特に、

  • 過充電・過放電
  • 内部の絶縁不良
  • 粗悪なセル使用
    などが原因で事故が発生するケースが多いです。

安価な製品の中には、**PSEマーク(電気用品安全法の適合表示)**が不正に表示されているものもあるため、購入時の注意が必要です。


5.安全なモバイルバッテリーを選ぶポイント

今後の再発防止のためにも、次の点を意識して選びましょう。

  • PSEマークの有無を確認する
  • 国内メーカーまたは信頼できる販売店から購入する
  • 「過熱保護」「過充電防止」などの安全機能付きか確認
  • 使用中は高温になる場所(車内・直射日光下)に放置しない

まとめ

今回の回収は、経産省が主導して安全確保を促す異例の規模となりました。
スマホの普及で誰もが使うモバイルバッテリーだからこそ、
「安いから」「見た目がかわいいから」といった理由で選ぶと、思わぬ危険を招くこともあります。

これを機に、

  • 手持ちのバッテリーが対象でないか確認する
  • 購入時にはPSEマーク・メーカー情報をチェックする
    といった安全意識の見直しをしておきましょう。

安心して使える電源を選ぶことが、結果的に自分と周りを守ることにつながります。


最後に一言

アンカーの商品はイヤホンやスピーカーともに愛用しており、いつもお世話になっています。今回のモバイルバッテリーの自主回収についても、普段から利用者の安全や信頼を大切にしている企業姿勢の表れだと感じました。

キーワード:「モバイルバッテリー 回収」「経産省」「中国製」

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